平戸庭を守る会
〒850-5121
長崎県平戸市岩の上町1165
内野 茂樹
Tel 090-2714-3687
鮎川 学
Tel 090-5941-0061
平戸庭を守る会活動実績報告書
平成27年12月現在
<団体設立目的>
平戸に残る、古い庭や屋敷などの保存、継承を目的として、その所有者や愛好者らで組織する。
主な活動としては庭や屋敷の維持保存の為、専門家を招いての勉強会、伝建地区・町並み保存先進地などへの視察旅行、県内外同活動団体との交流、会員相互の親睦・情報交換、庭・屋敷などの一般公開、文化財、景観資産敷地内でのイベントを通じての啓蒙活動など。
<会の発足>
平成12年 秋、5軒10名で発足、現在11軒18名登録
<主な活動の内容、実績、動員数など>
第 1回お庭公開 〃 13年 5月 1軒 公開
〃 2 〃 〃 14 〃 4月 3軒 〃
〃 3 〃 〃 15 〃 4月 5軒 〃
↓ ↓ ↓
〃 7 〃 〃 20 〃 4月 5軒 〃
〃 8 〃 〃 21 〃 4月(4日間)7軒〃
〃 9 〃 〃 22 〃 4月 7軒 〃
〃10 〃 〃 23 〃 4月 7軒 〃
〃11 〃 〃 24 〃 4月21日~22日 8軒〃
〃12 〃 〃 25 〃 4月20日〜21日 8軒〃
〃13 〃 〃 26 〃 4月19日〜20日 9軒〃
〃14 〃 〃 27 〃 4月18日〜19日 9軒〃
○平戸つつじの満開に合わせて年1回2日間、第3土・日曜日昼間だけの公開実施した、
スタートして3年くらいは訪れる方は100〜150程度でしたがその後ここ数年は広報活動や口コミなどで訪れる方が増え、2日間で350〜400名位を数えている。芳名帳記入欄より推計して、
市内55%、市外45%位の割合。(第10回お庭めぐりは3月11日の東日本大震災を考慮して規模を縮小して実施した)
○平成24年度は平戸市観光戦略会議の中の一つのイベントとしての位置づけで実施したため、広報の部分で市内外へのPRが行き届きお客様が例年より多かった。
○第1回 勉強会 H13年12月1日 平戸市農林課小田 護様の指導を仰ぎ、庭木「平戸つつじ」「さつき」の手入れ、管理、病虫害駆除についての勉強会を実施した、大曲邸、内野邸など巡回しながら平戸における武家屋敷の特徴等の説明を受ける、12名参加
○第2回、3回、4回勉強会は熊沢三郎先生のもとで平戸つつじの原木調査チームの一員だった 故油屋吉之助先生を招いて、平戸つつじの剪定や管理について実技を交えての勉強会を行った。
志自岐家、松浦家、内野家、川谷家などで実施した3日間で延べ合計
60名参加
○平成13年11月佐賀県神崎町にある国の名勝「九年庵」を訪問一般公開が終わった11月下旬平戸市文化交流課山田様のお世話で佐賀県文化財課担当者同行のもと(会員の他計16名参加)訪れた説明を受けた。
○平成15年秋熊本県菊池市オープンガーデン菊池を訪問庭、蔵、古民家、古木、花などそれぞれに特徴のある21件の所有者で組織する活動グループ(代表 坂本栄子)に案内していただいた。(会員2名)
○平成16年5月長州萩市のオープンガーデンを訪問
(平戸市人材育成助成金を利用)庭、屋敷、寺院,酒蔵、池、など25件の所有者で組織するグループの食事処「畔亭」のご主人に活動の内容を説明して頂いた。(会員5名)
○平成16年12月大村市城下町跡を訪問、立派な石垣に囲まれた、武家屋敷跡、旧楠本正隆屋敷(築明治3年)を訪問した(会員4名)
○平成16年12月国の伝建地区鹿児島県知覧武家屋敷と入来麓伝建保存地区を訪問(平戸市人材育成助成金を利用)
知覧武家屋敷保存世話人江平様の案内のもと散策、保存会の一人平山克己様宅にて活動などの説明を受ける。
翌日島津家屋敷「仙巌園」と入来麓伝建保存地区を訪問する(会員9名)
○平成17年12月山口県下関市 長府毛利邸と周辺の武家屋敷群を訪問
(平戸市人材育成助成金を利用)
町並み保存の為の住民協定についての勉強や、長府毛利邸の責任者からおもてなしや、屋敷の維持について説明を受ける。(会員7名)
○平成22年11月21日~22日(1泊2日)福岡県東部秋月武家屋敷群、飯塚嘉穂劇場、同伊藤伝右衛門邸、田川郡川崎町雪舟作庭「魚楽園」見学などの視察旅行を実施した。(会員他13名)
○平成24年11月21日〜22日(木)島根県松江市へ視察研修を実施する。
14名参加、出雲大社、宍道湖、足立美術館、松江城、松江武家屋敷、小泉八雲記念館などを見学した。
○平成17年10月 大曲 公宅にてお月見コンサートを実施、
筝・尺八による演奏2日間(庭木、庭石のライトアップと抹茶とお菓子でおもてなし、2日間で120名動員。
○平成18年10月 大曲 公宅にてお月見コンサートを実施、
ピアノ・バイオリンによる演奏(庭木、庭石のライトアップとコーヒーとお菓子でおもてなし、1日のみ100名動員。
茶室復元コンサート
○平成19年10月 大曲 公宅にてお月見コンサートを実施、
ピアノ・フルート・歌による演奏(庭木、庭石のライトアップとコーヒーとお菓子でおもてなし、1日のみ95名動員。
○平成20年10月 大曲 公宅にて第4回お月見コンサートを実施、
平戸市文化協会会音楽部との共催で、ピアノ、バイオリン、チェロのトリオとそれぞれのソロ演奏(庭木、庭石のライトアップとコーヒーとお菓子
平戸市文化協でのもてなし、1日のみ100名動員。
○平成22年4月21日、22日2日間 大曲 公宅に於いて茶室復元コンサー
トを実施。尺八:坂田梁山、箏:増田厚司による演奏。
2日間で190名動員。
開館一周年コンサート
○平成23年3月26日(土)~27日(日)の2日間熊澤三郎記念館開館一周年記念
フェスタを実施。
1、パッチワーク作品展示〜即売会
2、平戸焼・陶芸作品展示〜即売会
3、庭を守る会庭園パネル写真展
4、古布、着物、チャリティーバザー開催
5、コーヒー&ケーキの店開催
6、二胡奏者sissi-jiライブ26日(土)のみ2回公演160名動員
7、デイジー・ウオンのバイオリン演奏27日(日)のみ 約60名参加
8、らくらく話の会〜オランダ商館物語約70名参加
○平成24年10月29日(月)熊澤三郎記念館にて、長崎音楽祭の一環として 長島拓生他4名による、弦楽四重奏団のお月見コンサートを実施した。 大変好評だった。定員80名のところ104名を動員した、室内は窮屈だった。
○平成14年9月平戸の武家屋敷と庭園について、松浦資料博物館にて木田館長のもと勉強会を行う。(会員8名)
○お庭めぐり(オープンガーデン)が近くなったら周辺の道路清掃作業等。
○平成20年9月1日〜平成21年3月30日の後期6ヶ月の間、平戸市やらんば市民活動モデル事業の中の「城下町再発見事業」に取り組む。
*2回(10月、11月)の講師を招いての勉強会、地域散策、2回で延べ65名参加。
*1回(1月)の検討会・勉強会・地域散策29名参加。
*2日間(3/21、3/26)で5箇所
(@梅ヶ谷津偕楽園の幾世の坂、A熊澤三
旧邸周辺、B積徳堂前荒れ地、C稗田槇並木通り、D稗田馬場通り)のボ
ランティア清掃活動を実施、2日間で延べ108名参加。
*合計参加人数 延べ202名。通り名のついた木製看板の設置13箇所。
○前年度実施した「城下町再発見事業」で参加者からの要望が一番強かった熊澤三郎旧邸の屋敷の保存のために本年度の平戸市市民力アップ支援事業に取り組む。
平成21年度後期平戸市市民力アップ支援事業「平戸に残る武家屋敷の維持保存とそれにかかわる団体の交流拠点整備事業」が11月よりスタートし、平成22年1月に終了する。
2月26日の平戸椿まつりを皮切りに熊澤三郎記念館として、活動の拠点会場としてスタートする。
○平成22年2月から平成23年3月までの期間の熊澤三郎記念館の活用
実績利用者数は別紙参照のこと(動員数は2.432名を数える)。
○平成22年4月1日から12月25日までの平戸観光周遊バスツアー
(幕末維新)コースに熊澤邸と、大曲公邸が組み込まれ、この期間訪れたお客様は延べ480名(乳幼児は省く)であった。
○平成22年11月14日(日)15日(月)の2日間、故松浦弘邸(現松浦三枝子)の所有する棲霞園のボランティア清掃活動を実施する。
南九州大学の永松教授の指導と造園科の学生たちと庭を守る会、椿・山茶花振興会、遊学ねっと、一般の方の協力のもと2日間で延べ40名程で、作業をした。
○平成23年10月16日(日)9:00〜12:00
熊澤三郎記念館ボランティア清掃と親睦会を実施する。
庭を守る会、遊学ねっと、平戸椿・山茶花振興会、平戸ウエルカムガイド熊澤記念館を利用する一般の人延べ40名が参加して、主に家にかかっている
樹木の伐採などをを行った。
○平成24年9月25日(火) 棲霞園の保存改修に向けて、江戸時代から残る屋敷内のボランティア清掃活動を実施する、庭を守る会7名、南九州大学の学生、一般のボランティア総勢30名程の参加。
○平成24年10月25日(木)29日のお月見コンの向けての、ボランティア清掃と木々の剪定を実施する。
○平成26年平戸市田助町旧鶴屋旅館(角屋旅館、貴重な文化的遺産)が存続する事になり、応援の為、家の周り、荒れていた庭の剪定作業等を実施する。
2日間延べ10名参加。
○平成27年2月、旧山鹿素行の弟、山鹿平馬の屋敷林が平戸市道路拡幅工事の為300年程続いた屋敷林と道行、貴重な樹木の消滅するを聞き、地域住民や、他の関係団体へ働きかけ保存する方法が無いか働きかけをした。(要望書提出)
道路拡幅は止められないけど、屋敷林が残る道を探っている。
現在進行中。